この1月から、NISAが新たな姿に生まれ変わりました。
老後資金の構築のために、既にNISAを活用している方もいるでしょう。
老後資金の貯蓄額の目標を立てる際に目安となるのが、今のシニアの貯蓄額です。
そこで、今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、70歳代・ひとり世帯の貯蓄額をみていきます。
老後に向けた賢い資産運用の手段について知り、将来に備えた計画を立てましょう。
1. 【70歳代・ひとり世帯】貯蓄400万円~500万円未満は何パーセントか
70歳代・ひとり世帯で「貯蓄」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、70歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【70歳代・ひとり世帯】の貯蓄400万円~500万円未満の割合
- 3.0%
1.2 【70歳代・ひとり世帯】の貯蓄500万円未満の割合
- 49.3%
1.3 【70歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1433万円
- 中央値:485万円
貯蓄400万円~500万円未満は1割未満、貯蓄500万円未満でみると約5割となりました。