2. 【デメリット】中学受験のデメリット5つ
中学受験を経て志望校に入学するメリットがあれば、もちろんデメリットもあります。
中学受験のデメリット5はつ以下の通りです。
- 教育費がかかる
- 子どもの自由時間が減る
- 勉強嫌いになる子もいる
- 学校に合わなかったと入学後に気がつくこともある
- 成績が低迷し自信喪失してしまう
中学受験をする場合、小学校3年生の2月から塾通いをし準備をしていくのが一般的です。
どんなに遅くても、小学校5年生から受験に向けて塾や通信教材、家庭教師などを利用して勉学に励み計画を立てる必要があります。
その際、どうしても教育費が発生します。特に学年が上がると塾に通う日や模試も増えて金額はどんどん膨らんでいきます。志望校が私立学校の場合は、入学金そして授業料も国公立中学校に比べると高く、進学後の教育費を念頭に入れて通塾をしないといけません。
教育費は親側のデメリットですが、子どものデメリットとしては、受験生の頃は「自由時間の減少」「学習量が多く勉強嫌いになる」、入学後は「学校が合わなかった」「周囲との差に自信喪失」と受験前と後で発生します。
とくに、晴れて志望校に入学した後に直面する問題は深刻なダメージを受けることがあります。
受験を突破した同級生の中でも学力差は当然ながらあり、どんなに頑張っても校内順位が上がらないことや、施設や教育方針に惹かれて入ったけれど、合わないと感じてしまいながら6年間通うのは精神的なストレスにもなります。
こうしたデメリットを承知した上で、受験するかどうか熟考を重ねて判断するべきです。
3. 【メリット】高校受験のメリット5つ
大都市圏では中学受験熱が高まっていますが、全国的には「人生初の受験は高校受験」という子どもが多いです。
高校受験のメリット5つは以下の通りになります。
- 教育費が抑えられる
- 後伸びタイプでより良い学校を受験できる
- 中学校生活で色々なタイプの同級生と接する機会がある
- 子どもの特性や進路を見抜いた上で受験校を決められる
- 子どもが主体となって受験勉強に励む
高校受験をするということは小学生時代の通塾費がかなり抑えられ、中学校生活を通じて「子どもの勉強へのやる気」「塾通いをさせるべきか」を吟味できます。また、中学受験には間に合わなかった子の中には小学校高学年から中学校入学後に勉強への意欲が高まり、学力が向上し難関高校受験も夢ではないほど伸びる子もいます。
学区の中学校に進学すると、家庭環境や学力など様々なタイプの同級生と接する機会があります。勉強に対する意欲差はあり、学習環境が必ずしも良いとは限りませんが、子どもの頃に「こういう人もいる」と気づくことは社会勉強にもなります。
そして、高校受験は中学受験とは異なり基本的に子どもが学力やその先の進路を踏まえて志望校を決めます。中学受験に比べると親の負担も減るのもメリットといえるでしょう。