2023年12月に公表された厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均受給額は5万円台、厚生年金は14万円台でした。
少子高齢化の現代において、「年金だけ」で生活するのは、おひとりさまでも、夫婦であっても厳しい家庭が今後増えていくと考えられるでしょう。
60歳代で働く方も多いですが、仕事による収入、年金による収入にあわせて重要となるのが「貯蓄」です。60歳代までにまとまった貯蓄を保有することが大切でしょう。
貯蓄額の目標を立てる際に目安となるのが、同年代の貯蓄額です。
自分と同年代の周囲がどれくらい貯蓄を保有しているかを知ることで、具体的な貯蓄の目標金額を決めやすくなるでしょう。
今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、60歳代・単身世帯の貯蓄額をみていきます。