2018年1月31日、ファナック(6954)、日立製作所(6501)、Preferred Networks(PFN)の3社は、産業・社会インフラ分野におけるインテリジェント・エッジ・システムの共同開発とそれに向けた合弁会社の本年4月に設立することに合意したと発表した。

新会社は、ファナックが持つ工作機械・ロボットに関する技術・ノウハウ、日立が製造現場で蓄積してきたIT(Information Technology)やOT(Operational Technology)の知見、さらに PFN のディープラーニング技術や分散コンピューティング技術を融合させ、インテリジェント・エッジ・システムの開発をめざしていく。

なお、新会社の社長には、4 月 1 日付でファナックの副社長執行役員に就任する齊藤裕氏(現在は日立の執行役副社長)が、兼任する予定である。

また、合弁会社設立後に、事業性検証および事業計画の策定を行い、その後、実際のシステム開発や適用分野の拡大を図る計画とされている。

3社は、インテリジェント・エッジ・システムなどの次世代制御システムの開発を進めることで、Society5.0 (サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会)の実現に向けた協創を進めていくとしており、今後の成果が注目される。

LIMO編集部