3. 2024年は自分にあったマネー&キャリアプランを立てよう

平均的な貯蓄額と年収を見てきましたが、傾向は似ていたものの明確な連動性が見られるわけではありませんでした。

都市部であれば大企業が多く年収が高い傾向にありますが、一方で生活費や教育費などが多くかかる場合もあるでしょう。

では生活費が安い地域がよいのかといえば、地域によっては車の保有が必要だったり、大学などの進学時に子どもの仕送り費用が必要だったりといった出費もあるため、一概にはいえません。

ただ、地域によって求人数や種類の多さや収入、支出の差があるのは事実です。

また、ライフイベントの変化によって住みたい場所のニーズも変わるもの。

たとえば若いときは都市部がよく、結婚して子どもが生まれたら郊外を希望し、子どもが巣立ち60歳を超えたらまた都市部を希望するなどという人もいるように、どのよう場所へ住みたいかという希望は変わる場合もあります。

生き方や働き方が多様化する現代。

2024年から新NISAもはじまり、貯蓄についてもさまざまな選択肢がとりやすくなります。

変化の激しい現代ですが、情報収集を続けながら自分にあったマネー&ライフプランを考えていきましょう。

参考資料

宮野 茉莉子