2.4 エリアの情報収集も忘れずに行う

これは中古物件に限ったことではありませんが、地価相場の動向やハザードマップによる自然災害発生の危険度の確認、近隣施設や交通の便など、エリアの情報収集も忘れずに行っておくことが大切です。

2.5 契約不適合責任(旧瑕疵担保責任)の内容を確認しておく

契約不適合責任とは、売主がどこまでの瑕疵(欠陥)について責任を負うのかを定めた取り決めです。

契約不適合責任の期間は売主が個人の場合には3か月程度が一般的ですが、築年数が古い物件の場合には売主と買主との合意によって「売主は契約不適合(瑕疵担保)責任を一切負わないものとする」という特約を結ぶこともできます。

詳しくは契約書に明記されているので、責任の範囲と期間がどうなっているのかについて事前に確認しておく必要があります。

3. まとめにかえて

中古物件は新築物件と比較して価格が安くて流通量が多いため、自分の条件に合う物件の選択肢が多いことが魅力です。

しかし築年数が経過しているため、デメリットも少なくありません。

したがってメリットとデメリットを十分に考慮した上で、決して後悔することがない住宅選びをして欲しいと思います。

参考資料

亀田 融