1. 中古物件の魅力とは?
中古物件は購入後の維持費や修繕費がかさむ、住宅ローン審査や住宅ローン控除などの各種優遇制度で不利になるなどの理由から、はじめから購入の対象外とする方も多いのではないでしょうか。
しかし中古物件には新築物件にはない魅力も数多くあります。
中古物件の魅力は次のとおりです。
1.1 価格が安い
新築物件も中古物件も同じエリア、同じ広さの土地であれば、土地の値段には大きな差はありません。
しかし築年数が経つにつれて、減価償却で建物の価値は減少していきます。
木造の一戸建住宅の場合には、一般的に約20年で建物の資産価値はほぼなくなります。
そのため同じエリアであれば、中古住宅の方が安く購入することが可能です。
1.2 新築よりも建物の面積が大きい
同じ金額でもエリアと広さが同じ土地であれば、中古物件の方が一般的に建物の面積が大きくなります。
1.3 住みたいエリアの中で物件を探しやすい
住みたいエリアがある場合には、新築物件だけに限定してしまうと選べる物件数が限られてしまい、場合によっては物件がないということも少なくありません。
しかし中古物件は流通量が多いので、中古物件も視野に入れた方が選べる物件数が多くなります。
1.4 完成している物件を見て選ぶことができる
新築住宅の場合には、住宅が完成する前に購入を決断しなければならないことが少なくありません。
しかし中古物件の場合には、外観や内装、設備などのほか日当たりや風通しなども自分の目で確認してから購入することができます。
また売主が居住中の場合には内覧の際に実際に居住している状態を見ることができるので、自分が住んだ時のイメージがわきやすいといえます。