1.5 5.需要が少ない
着物は全体的に見ると、残念ながら需要が少ないジャンル。
振袖や喪服は、高級な着物が多いものの需要が少ないために購入時の価格と比較してずっと安い買取額になってしまいます。
振袖は毎年需要があるものの、その年のトレンドを意識したものが人気。柄だけでなく、お大振り、中振りなども重要です。
流行の振袖がレンタルできることもあり、わざわざ中古の振袖を選ぶ若者は多くありません。
喪服もまた、なんとなく中古品を避ける人が多いため、買取不可の業者もあります。
留袖などは、家紋入りが多いこともあり、中古市場では人気があるとは言えません。
訪問着などは人気があるため作家ものなどの高級訪問着は需要が高め。他の高級着物と比較すると、買取額も期待できるでしょう。
1.6 6.査定員に足元を見られている
着物の価値は、知識がない人にはわかりにくいもの。査定員の足元を見られ査定額を低く見積もられている可能性もあります。
譲り受けた着物やあまり着物に興味がないと、相場より安い査定額になっても気が付きにくいのが現実です。
1.7 7.査定員に十分な知識がない
また、反対に査定員に知識がないために安い価格で買取されてしまうこともあります。
着物の買取経験と知識が豊富な買取業者を選ぶとともに、自分でも相場を調べてみたり、複数社に査定依頼をしてみたりすることをおすすめします。
執筆者
1996年生まれ。昭和女子大学卒業。検索技術者検定3級、栄養士、中学校教諭一種免許状(国語)、高等学校教諭一種免許状(国語)、高等学校教諭一種免許状(書道)、司書、司書教諭、NEALリーダー、SNSマーケティング検定、古物査定士資格を所有。昭和女子大学在学中は、株式会社早川書房のプロジェクトに参加。株式会社フジテレビジョンのホウドウキョク、株式会社虎の穴でインターンを経験。また、公益財団法人私立大学情報教育協会が実施する産学連携事業「社会スタディ」で優秀賞を受賞、公益財団法人昭和池田記念財団が実施・文部科学省が後援する「学生論文昭和池田賞」で優秀賞を受賞。古物査定士、検索技術者検定3級、司書、司書教諭、SNSマーケティング検定資格所有。大学卒業後はフリーランスとして、株式会社マーケットエンタープライズ「高く売れるドットコム」、「おいくら」においてポケモンカードや遊戯王カードなどのトレーディングカード記事や時計、トヨタ車・日産車・スバル車などの車記事を執筆やディレクションするほか、着物や骨董品の専門買取店等で買取記事を執筆など。株式会社鈴甲子においては、HPや商品紹介文作成、五月人形分野で内閣総理大臣特別賞を受賞・経済産業大臣指定伝統工芸士として認定されている「鈴甲子雄山」のブログや一次産業・二次産業(BtoB)に従事する職人など、職人の知識を言語化・記事。コラムは、株式会社小学館「Suit-woman」や株式会社アシロ「MISYU」など。昭和女子大学在学中は、株式会社早川書房のプロジェクトに参加。株式会社フジテレビジョンのホウドウキョク、株式会社虎の穴でインターンを経験。また、公益財団法人私立大学情報教育協会が実施する産学連携事業「社会スタディ」で優秀賞を受賞、公益財団法人昭和池田記念財団が実施・文部科学省が後援する「学生論文昭和池田賞」で優秀賞を受賞。