3.1 老後まで考えて健康維持をする

健康であれば医療費がかかりませんし、また働きたいと思えば長く働き続けることもできます。

実は健康であることは、想像以上にお金の面へ影響を与えているのです。

食生活の見直しや運動不足解消など、40~50歳代のうちから少しずつ健康を意識しましょう。

3.2 長く続けられるキャリアプランを考える

現代においても、60歳代では多くの方が働いています。今の現役世代も長く働き続けることが考えられます。

たとえばいま40歳で、70歳まで働くしてもあと30年間働くことになります。

年齢を重ねるほど転職は難しくなるものですが、長く働き続けられる職業を考えたり、副業などでも収入が得られる方法を考えたりするのも一つでしょう。

3.3 資産運用でお金に働いてもらう

独身であれば、稼ぎ手は自分のみです。

しかし資産運用であれば、リスクはある一方でお金に働いてもらって利益を得ることも可能です。

情報収集や勉強が必要ですし、リスクもありますが、資産運用は自分以外に働いてもらう大切な手段の一つです。

2024年からは新NISAがはじまり、利益に対してかかる税金が非課税になり、より資産運用を始めやすくなります。

新NISAのつみたて投資枠であれば、年間投資枠が120万円なので、月10万円まで積立投資をすることもできます。

積立投資は10年、20年…と長期間運用を続けるもので、頻繁な売買をするものではなく、また資産や買付時期などを分散するので初心者でもはじめやすいもの。

このように初心者でもはじめやすい資産運用について情報収集していくといいでしょう。

4. 2024年は老後に向けて備えていこう

40歳代と50歳代のおひとりさま世帯に目を向けてみていきました。

貯蓄のない世帯が意外と多いという結果になりました。ただ、気付いた時が貯蓄のはじめ時ではあります。

まずは毎月一定額を積み立てていくことで、「貯蓄習慣」をつけることは大切でしょう。

また、貯蓄を増やすにはさまざまな選択肢があるので、自分にあった方法を長く続けていくことが重要です。

みなさんが思い描く老後生活になるように今から少しずつ準備していきましょう。
 

参考資料

渡邉 珠紀