大学生にとって長期休暇は部活やサークル、アルバイトなど、学業以外の活動に取り組みやすい時期です。

長期の休みを利用して住み込みのアルバイトなどで一気に稼ごうとする人もいるかもしれませんね。

しかし税制上の問題で稼いだ額以上に課税されてしまう可能性があります。その1つの指標として「103万円の壁」という言葉があります。

一度は耳にしたことがあるかもしれません。では「103万円の壁」とはどのようなものなのか、また壁を超えないようにする方法についても確認していきましょう。

1. 「103万円の壁」とは?

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仕事をして収入を得ると、税金や社会保険料を負担する必要があります。

これらの負担額は年収に応じて決まるのですが、年収が一定額以下の場合は負担がかからないようになっています。この境界線が「年収の壁」と呼ばれています。

103万円、106万円、130万円、150万円と年収の壁はさまざまありますが、学生がアルバイトする上で最も注意すべき壁は「103万円」です。

次章でなぜ「103万円」なのか、確認していきましょう。