1.2 60歳代二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 金融資産非保有    :20.8%
  • 100万円未満      :6.1%
  • 100~200万円未満   :5.5%
  • 200~300万円未満   :3.3%
  • 300~400万円未満   :3.2%
  • 400~500万円未満   :3.4%
  • 500~700万円未満   :5.3%
  • 700~1000万円未満   :6.1%
  • 1000~1500万円未満 :8.6%
  • 1500~2000万円未満 :5.7%
  • 2000~3000万円未満 :8.8%
  • 3000万円以上      :20.3%
  • 無回答        :2.9%


なお、平均は1819万円、中央値は700万円です。

60歳代の「貯金なし」の世帯割合は、単身世帯であれば「28.5%」、二人以上世帯であれば「20.8%」という結果となりました。

単身世帯では約3世帯のうち1世帯、二人以上世帯では約5世帯のうち1世帯の貯金が、ゼロということになります。

ご参考までに、貯金2000万円以上の割合は、単身世帯では「23.7%」、二人以上世帯であれば「29.1%」となっています。

60歳代は会社を定年してセカンドライフがはじまる年代。

60歳になるまでに、まとまった老後資金を準備できている人もいますが、そうでない人もおり、貯金額に大きな差がでる時期といえます。

しかし、貯金があるから老後は安心で、貯金がなければ老後破産するかといえば、必ずしもそうとは言い切れません。

老後破産する人は、毎月の収入よりも支出が多い、家計が赤字体質の人です。

もし、ある程度の貯金があったとしても、毎月、赤字の状態が続けば、早々に底をついてしまうかもしれません。

そうなれば、老後破産は避けられません。

そうならないために必要な対策を講じましょう。