コロナ明けでますます働き方の多様化がすすむこんにち。ご自身のキャリアを見つめなおし、年収アップを目指す計画を立てている人も多いでしょう。
サラリーマンの年収は、一般的に、毎月の「給料・手当」と、勤務先の決算期末などのタイミングで支払われる「ボーナス（賞与）」をあわせたもの。
今回は、国税庁の開示資料をもとに、「年収700万円超～800万円以下」の給与所得者がどの程度いるのかを見ていきます。近年の平均年収の推移についても触れていきます。
1. 【サラリーマンの給料事情】年収700万超～800万円以下の実態
2023年9月に国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態調査統計」によると、2022年の給与所得者の総数は5077万6000人。
そのうち年収700万円超～800万円以下の給与所得者の人数は243万7000人。これは全給与所得者のうちの4.8%に当たります。また、全給与所得者の上位15.7％に含まれる年収レンジです。
年収700万円超～800万円以下の給与所得者を、女性のみに絞ると37万3000人。これは女性給与所得者の1.7%にあたります。また、女性給与所得者の上位4.8%に含まれる層です。
