生活保護の受給を検討している方の中には、受給要件について知りたいという方もいるでしょう。生活保護はただ単に生活が苦しいからといって受給できるものではなく、一定の要件を満たしている方のみが受給できるものです。

また、いくら受給できるのかを知りたい方もいると思いますが、生活保護費は一律いくらと決まっているわけではなく、住んでいる地域や世帯人数などにより異なります。そのため、同じ方であっても都市部に住んでいる場合と地方に住んでいる場合とでは受給額が異なるのです。

この記事では、生活保護を受給するための条件について確認するとともに、地方と都市部とではどれくらい受給額が異なるのかをシミュレーションしていきます。

1. 生活保護の受給要件

9dream studio/shutterstock.com

生活保護は、生活に困っている方に対し状況に応じて必要な保護を行うことで、健康で文化的な最低限度の生活の保障と、自立助長のサポートをすることを目的とした制度です。

ただし、生活が困っているというだけで受けられるものではなく、一定の要件を満たしている必要があります。大前提として、世帯全員が保有する資産や能力を生活のために活用することが求められます。では、詳しい要件について確認していきましょう。