1.1 二人以上世帯「50歳代」の貯蓄額
約18%の世帯が2000万円以上の貯蓄を形成している一方で、金融資産非保有世帯の割合がおよそ24%います。
平均並の1253万円の貯蓄を形成できていれば、65歳までに老後資産2000万円を形成する余地がありますが、世帯によって置かれた状況には大きな差があります。
1.2 単身世帯「50歳代」の貯蓄額
続いて、単身世帯はこちらです。
単身世帯の場合、金融資産非保有の世帯割合が約40%に達しています。
100万円未満も含めると約半数に達します。
単身世帯は二人以上世帯より月々の支出は少ないものの、老後には年金による収入も少なくなるため油断は禁物です。
早めに資産形成の対策を進める必要があるでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)