1.1 関西弁1. くくる
共通語でいう「結ぶ」や「しばる」を、関西弁では「くくる」と言うことがあります。
服装検査で「髪の毛をくくるように」と先生から指導されたり、掃除の時間に「段ボール紐でくくっとこか」と友達と話したりと、日常的に使っているフレーズと言えます。
筆者の小学生の子どもは、全国テストで「糸を結ぶ」と書くべきところを、「糸をくくる」と書いてしまい、不正解になってしまいました。
1.2 関西弁2. なおす
「なおす」は、共通語だと「片付ける」といった意味の関西弁です。
「調べ学習で使った本をなおしとくように」のように、学校でもよく耳にします。
関西以外だと「なおす」は「修理する」と受け取られることもあるため、うまく意味が通じなくて関西弁だと気づいた人もいるそうですよ。
反対に、東京でよく使われる「片す」は関西で馴染みがないこともあります。
1.3 関西弁3. いっちゃん
「いっちゃん」は、共通語で言う「一番」という意味の関西弁です。
関西人全員が使っているわけではありませんが、友達との会話で「今日いっちゃん始めに学校来てん」のように、カジュアルなニュアンスで使用します。
1.4 関西弁4. こしょばい・こそばい
友人とじゃれ合うときに使うことがある「くすぐったい」は、関西弁だと「こしょばい」「こそばい」と言うことがあります。
ムズムズする感覚を表現する「こそばゆい」が変形し、「こしょばい」「こそばい」になったと考えられています。