2. 日本の給与所得者の平均年収は今後、上昇していくのか

最近では、岸田新政権下では「賃金アップ」が話題となっています。

今後、私たちの賃金は上がっていくのでしょうか。

国税庁の同資料によると、日本の給与所得者の平均年収(平均給料・手当+平均賞与)は457万6000円です。

では、過去8年の推移についても目を向けてみましょう。

平成26年(2014年)に平均年収が420万円であったものが、令和4年(2022年)に457万円ですから、8年で37万円、つまり約9%上昇していることになります。

出所:国税庁「令和4年分 民間給与実態調査統計」

3. まとめにかえて

ここまで、給与所得者全体における、一定の年収幅の比率についてみていきました。

今回取り上げた、年収200万円超~300万円以下の「女性給与所得者」の人数は430万1000人。これは女性給与所得者全体の20.0%を占め、その上位64.6%に含まれる層です。

給与所得者全体の平均年収、そして過去の推移についても俯瞰し、過去8年の時間軸では、年収は約9%上昇していることが確認できました。

しかし、昨今の物価高を凌げる程、平均年収年収は大きく増えていないのではないでしょうか。

今後、政府の政策としてどのようなアクションが出てくるのか、今後もぜひ注目していきたいところです。

参考資料

LIMO編集部