1.1 今の住まいに住み続けたい人の割合

ちなみに今住んでいる場所に居住している年数の平均は27.3年で、今の住まいの築年数の平均は30.3年です。

また今の住まいに「満足している」、「やや満足している」と答えた方の合計は66.0%となっている一方で、今の住まいの将来について「不安がある」、「やや不安がある」と答えた方の合計は44.6%となっています。

1.2 住まいに感じるようになった不便や不満

そして今の住まいについて年齢を重ねることで感じるようになった不便や不満では、「特にない」が最も多くて37.6%となっていて、以下「庭の手入れが大変」22.3%、「外壁や屋根、窓やドアなどの老朽化が心配」18.8%、「風呂場の掃除がおっくう」17.7%、「階段の上り下りが疲れる」14.8%と続いています。

しかし「段差などでつまづいたり、つまづく不安がある」10.5%、「風呂場の脱衣所が夏暑く、冬寒いのが不安」10.1%、「階段から転落しそうで不安」7.3%、「事故や怪我に気を配りながら浴室や浴槽に入る」4.0%など、思ったほど住宅内での事故や健康被害に対する不安は多くはないことがわかります。

これは、回答者が比較的健康で元気な方が多かったためではないかと想像できます。

さらに最近5年間に工事・修繕したもの(買い足し、買い替えたものを除く)の上位5つは、トイレのリフォーム13.5%、外壁の修繕10.4%、屋根の修繕9.8%、浴室のリフォーム8.7%、キッチンのリフォーム7.6%となっていて、外壁・屋根・水回りの定番の修繕・リフォームが多いことがわかります。

そして今後やりたいことでも、これら5つが上位を占めています。