3. 【花粉対策】アイロボット空気清浄の特徴は「密閉構造」
アイロボットといえばロボット掃除機「ルンバ」が有名ですが、2023年9月に同社初となる空気清浄機を発売しました。商品名は「Klaara(クラーラ)」。特徴は独自の密閉構造を採用し、取り込んだ有害物質とキレイな空気が混ざらないように設計されていることです。
一般的な空気清浄機は汚れた空気を取り込んでも本体のスキマから漏れるなどして、完全にキレイにするためには繰り返し清浄する必要があります。ところが、クラーラは本体の継ぎ目をなくしたり、約4.6kgの重量のあるフィルターで本体とフィルターを密着させたりすることで、完全に近い密閉構造を生み出し、1回の清浄で空気をキレイにすることができるようにしました。
性能を突き詰めた結果、サイズは空気清浄機としては非常に大きくなっています。また価格も税込16万9800円とけして安くありません。同社の渡邉峻シニアセールストレーターは「どなたにでもおすすめする商品ではなく、空気に対して本当に悩んでいる人に向けたもの」とターゲットを説明します。
ルンバを展開している強みを生かした連携機能も魅力です。ルンバと共通のiRobot Homeアプリで連携し、ルンバでの掃除中はファンスピードを自動的にアップするなど、自宅の環境や生活習慣に最適化することが可能です。
住居における花粉拡散の大きな要因である「対流花粉」の対策として、空気と床の両方をケアすることは非常に効果的。アイロボットはそれぞれのラインナップを揃えたことで、花粉対策に対してこれまで以上に強くアプローチすることができるようになったと言えるでしょう。
参考資料
- アイロボットジャパン合同会社リリース「アイロボットジャパンが全国の花粉症に悩む1,000人に大調査 3人に1人が過酷な「重度花粉症」約半数が秋にもつらい症状、花粉症の深刻な実態が明らかに」
- アイロボット公式サイト「Klaara(クラーラ)」
大蔵 大輔