2. 実際に受給している人にインタビュー!

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実際に、業務スーパージャパンドリーム財団から奨学金を受給している人に、インタビューをしてみました。

2.1 応募のきっかけは?

奨学金に応募したきっかけは、「貰えるに越したことはないと思ったから」と、「留学を考え始めたときに円安が進すすんでいたから」です。

特に、アメリカは元々物価が高くなっていると聞いていたうえで円安が進んでいったので、経済面での不安が大きかったです。不安要素を小さくしておくために、奨学金を申し込みました。

2.2 実際奨学金があってどうですか?

とても助かっています。日本からの渡航費や海外留学保険の支払い、アメリカでの生活費は奨学金でカバーできています。

2.3 ずばり、今回奨学生に採用されたと思う理由は何ですか?

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振り返ってみると書類審査が重要だったと思います。

一次選考の書類審査では語学スコアや、留学先の詳細と選択した理由、留学先で学びたいことや経験したいこと、将来のことを記入し、最後にA4サイズ2枚以内で自己PRを作成する必要がありました。

自己PRの部分では、業務スーパージャパンドリーム財団が留学を支援する目的が、「日本文化を海外に伝える人材を育成すること」だったため、それに即した内容を書くことが重要だと思います。

私は、「書道や茶道など日本文化に精通していること」と、「発信力・行動力があること」の2つを意識して、自分の過去の経験をアピールしました。

自分の今までの経験や表現の仕方が、審査員の方々にポテンシャルがあると思っていただけたのかもしれません。

あくまでも個人の意見ですが、二次審査の面接は選抜というよりも確認作業に近い雰囲気を感じました。よほど挙動が不振だったり支離滅裂なことを言ったりしない限りは、落とされない印象を受けました。

ちなみに、私が受けた時の面接は、10人のアメリカに留学予定の学生と2人の面接官がいて、質問に対して手を挙げて意見をしていく形式でした。積極性をアピールする機会だと思い、どんどん手を挙げることを意識しました。

2.4 奨学金を獲得するためにやっておいたほうがいいことは?

とりあえずできるだけ多くの奨学金に申請することです。

併給はできない場合が多い一方で、併願はできることが多いです。奨学金を貰える可能性を少しでも広げるために、できるだけたくさんの奨学金に応募するといいと思います。

給付型奨学金は競争率が高く、思うように受給に至れません。