3. 【年収600万円】達成しやすい職種とは?

次に、doda「平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」より、業種別の平均年収をみていきましょう。

出所:doda「平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」をもとにLIMO編集部作成

業種別で見ると高い順に「金融」469万円、「メーカー」466万円、「総合商社」464万円などとなっています。

小分類で見ると「投信/投資顧問」750万円、「医薬品メーカー」647万円、「証券会社」596万円、「総合電機メーカー」542万円、「代理店(広告/SP/PR)」436万円などとなっており、業種による差も大きくみられます。

また、たとえば「証券会社」の場合、20代は464万円、30代は715万円、40代は811万円、50代以降は985万円となっており、年代による違いは大きく見られます。

自分が長く続けたいと思う業種の平均年収を確認することも大切でしょう。

4. 経験できる「職種・業種」は限られるからこそ慎重な職業選びを

平均年収が高い職種と業種をみてきましたが、人が一生で経験できる職種や業種には限りがあります。

職種や業種の多さから見れば、経験できる数はほんの一握りでしょう。

また年齢を重ねるにつれ、未経験分野への転職も厳しくなります。

だからこそ就活や第二新卒といわれる若い時期に、長い目で考えてどのような職種や業種で働き続けたいかということを考える必要があるでしょう。

ただ、60歳代でも働く人が多い現代においては、年齢を重ねても長く働き続ける可能性も今後高まると考えられます。

情報を集めてみると、年代を重ねても未経験分野でも挑戦できる職種や業種がある場合もあります。

たとえば70歳まで働く場合、40歳でも残り約30年間仕事をすることになりますよね。

今回の傾向を参考に、職業選びについてはしっかりと情報収集することを心がけましょう。

参考資料

宮野 茉莉子