令和4年度の税制改正により、2024年1月以降に新築される住宅は「省エネ基準」に適合することが要件となりました。

つまり、省エネ基準の住宅にしないと住宅ローン控除を受けることができないということです。

しかし省エネ基準にこだわりすぎるあまり、生活に必要のない設備をつけてしまうケースも多いのが現状です。

そこでこの記事では、注文住宅を実際に建てた方で、実際には必要なかったと回答があった設備についてご紹介します。

自分では「この設備はあって当然」と思っていても、実際に生活してみたら必要なかったという体験談です。

この記事の体験談を、今後の家づくりの参考にしてみましょう。

1. 注文住宅の後悔ポイント1:キッチンの「無駄なスペース」で後悔

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体験談

  • 「長さ3メートルのシステムキッチンを特注で作ったが掃除がめんどくさくて大変でした」/東京都30歳代
  • 「キッチンの形をL字型にしたのですが、洗い場からコンロまでが遠くて調理しづらい」/東京都40歳代
  • 「カウンターキッチンにして、背面カップボードとの間を1m60cm取ったのですが、私以外調理をするものがおらずスペースが無駄になった」/兵庫県50歳代

1.1 プロからのアドバイス

キッチン選びの際には、以下の3つのポイントが大切です。

  • トライアングル動線
  • キッチンの高さ
  • キッチンの奥行

トライアングル動線

トライアングル動線とは、コンロ、シンク、冷蔵庫を結ぶ作業動線のことです。

これらの距離が近すぎると作業がしにくくなり、反対に距離が長すぎると無駄な動きが増えて効率が悪くなります。

しっかりシミュレーションしておきましょう。

キッチンの高さ

キッチンの高さは、以下の数字を目安にするのがおすすめです。

「身長÷2+5cm」

計算式に当てはめると、身長ごとにキッチンの目安となる高さは以下の表の通りです。

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出所:筆者作成

わずか5cm低いだけで腰への負担が大きくなります。

一方、5cm高いだけで肩や腕に負担がかかり、鍋やフライパンを使う際に影響がでるため注意が必要です。

できるだけ、自分の身長に合うキッチンの高さを選びましょう。

キッチンの奥行

一般的に主流となるキッチンの奥行きは65cmと言われています。

しかし、使い方や好みによってサイズを小さくするのもおすすめです。

  • キッチンとカップボードのスペースを確保したい
  • 物に手が届くくらいの奥行にしたい
  • コンパクトなキッチンにしたい

家の広さや台所の動線を考えて、料理がしやすい奥行のキッチンを選びましょう。

2. 注文住宅の後悔ポイント2:2階のトイレ設置で後悔

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体験談

  • 「2階に予備のトイレを作ってもらいましたが、ほとんど使うことがないのでもったいないと感じています」/埼玉県30歳代

2.1 プロからのアドバイス

子どもがいる家庭では、トイレを2つ設置するのが常識だと考える方は多いでしょう。

しかし、トイレの数を1つにするか2つにするかは、子どもの年齢で判断するのもおすすめです。

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出所:筆者作成

子ども部屋が2階にある場合、子どもが大きくなれば自分の部屋にいる時間も長くなるでしょう。

そのため、子ども部屋を使用し始める小学生高学年以上の子どもがいれば、トイレは2つある方が良いです。

一方、子どもがまだ子ども部屋を使用しないうちは、トイレ自体は1つで十分です。

設置費用を抑えられたり、掃除の時間も節約できます。

将来的に2階にトイレを設置する予定があれば、トイレのスペースと配管工事だけを済ませておくとトイレ設置が楽です。

3. 注文住宅の後悔ポイント3:オール電化で後悔

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体験談

  • 「光熱費を一本化できるオール電化にしたのですが、電気代が値上がりしてしまったので光熱費が高くなってしまいました」/東京都40歳代

3.1 プロからのアドバイス

オール電化には、メリットとデメリットがあります。

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出所:筆者作成

電気代が安い夜の時間帯にお湯を沸かすことで、電気代の節約ができます。

また火を使わないため火災の心配がなく、小さなお子さんや高齢者の方がいる場合は安心です。

それぞれの生活スタイルに合わせてオール電化を検討することが、大切になります。

4. 注文住宅の常識にとらわれすぎない

実際に家を建てた知り合いや、インターネットなどの情報で「トイレは絶対2つ必要」「オール電化が絶対にお得」というのが常識になっている方も多いかもしれません。

しかし、設備が必要かどうかは、それぞれの生活スタイルによって変わります。

世間の常識だけで設備を選んでしまうと「この設備は必要なかった…」と後悔することにもなりかねません。

注文住宅を建てる際には、住宅メーカーとしっかりと話し合いながら、今回の体験談を参考にしてみてください。

参考資料