2023年10月17日、プチプライスをウリにするスーパーマーケット「オーケー銀座店」がマロニエゲート銀座2にオープンしました。

近年、「ユニクロ」や「ダイソー」、「Workman Colors店」といったリーズナブルな価格帯のブランドが銀座に続々と出店。その度に話題となっていますが、「オーケー」の出店についてもオープン前からSNSで話題になっていました。

華やかでラグジュアリーな銀座の衰退を嘆く人、職場近くで昼食を買いやすくなったと喜ぶ人などさまざまです。

本記事では銀座の現在の様子を見た上で、人びとの消費傾向について銀座の移り変わりとの関係性から見ていきましょう。

銀座の今。「古きよき銀座」は残っているのか。

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新型コロナウイルスの影響を受けることも少なくなり、街には多くの人であふれています。

銀座についても例外ではありません。平日であっても多くの人がショッピングなどを楽しんでおり、和光前や三越前には人だかりができている時間帯も多いです。

銀座ですれ違う人たちの多くが外国人観光客で、日本人だけであればそう多くはないのでは?といった印象を受ける日もあります。

ハイブランドショップには平日の日中であっても、案内待ちをしている人たちの列ができていることも多いです。

ただし、日本人のお客さんばかりではありません。外国からの観光客と思われる人も目立ちます。

このように、銀座エリア全体は非常ににぎやかで、観光地のような表情をしています。

一方で、ひっそりと営む「古きよき銀座」の面影が残るレストランも。大人たちのラグジュアリーな世界が広がっており、店内に一歩足を踏み入れると外の喧騒から離れられ、おだやかな気持ちになります。

また、銀座らしいおしゃれな洋服やおいしい菓子などを丁寧な接客で販売しているショップも少なくありません。こうしたお店ではゆったりと買い物できる日が多いです。