4. 貯蓄できない家庭は早めの計画を
実際に手取りから貯蓄に回せていない家庭は3世帯に1世帯だとわかりました。
平均貯蓄額は年収の2倍程度ですが、負債を考慮すると200万円台になります。
貯蓄できている家庭も、ライフステージによっては十分な貯蓄とは言えないかもしれません。
そういったご家庭は、いつから貯蓄ができるようになるのかまず計画してみましょう。
または節約できるところは節約するところから見直すことも大事かもしれません。
老後の資金を貯めようとする場合は、どうしても収入が高いうちに貯めていく必要があります。
また資産運用を取り入れたい家庭は、運用するための時間が必要になります。
準備をはやく始めることで色々な手段を選ぶことが可能です。
まずはご自身のご家庭の状況を把握し、計画してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年平均結果-(二人以上の世帯)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降)」
渡邉 珠紀