3. 年収400万円世帯が手取りから貯蓄に回している平均割合

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金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」という資料では、年収帯ごとに手取り収入からの貯蓄割合を知ることができます。

資料によると、年収300〜500万円未満の年間手取り収入からの貯蓄割合は下記の結果となりました。

  • 5%未満:8%
  • 5~10%未満:12.5%
  • 10~15%未満:18.9%
  • 15~20%未満:3.6%
  • 20~25%:8.3%
  • 25~30%未満:0.9%
  • 30~35%未満:4.4%
  • 35%以上:4.6%
  • 貯蓄しなかった:38.9%

貯蓄しなかった割合がもっとも多く、38.9%。

その後18.9%で「10~15%未満」、12.5%で「5~10%未満」と続きます。

年収400万円台世帯の多くが、なかなか貯蓄ができず、できている世帯でも手取り収入から「約5〜15%」の割合での貯蓄が多いとわかりました。

貯蓄が家計に与えるインパクトとは、年収だけでなく子どもの有無や居住地などでも左右されます。

例えば20歳代の独身世帯であれば、これから貯蓄が増えていくことが期待されます。

しかし40~50歳代世帯で子どもの教育費がかさむライフステージにおいては、生活が苦しいと感じてしまうでしょう。

人生の節目となるライフイベントを見据え、日々の積み重ねで貯蓄をしていくことが大切となります。