2. プライベートの過ごし方
仕事以外の理想とする生活スタイルを整理しましょう。
フルタイムでの労働や起業を計画する方でない限り、現役時代よりも時間的余裕がでるため、趣味や娯楽により多くの時間を割けます。
心身健康に長生きするうえでは、時間をつかって打ち込める生きがいがあった方がよいでしょう。
一方で、趣味・娯楽によっては出費もかさむため、生きがいを早めに見つけて計画的に準備したいところです。
3. セカンドライフのイメージを元に収支を計算してみる
収入源となる仕事と、出費の要因となる趣味・娯楽を整理したら、老後の収支プランを考えてみましょう。
完全に引退するなら収入源は年金のみとなりますが、仕事を継続するならその分の収入を加味します。
総務省統計局「2022年(令和4年)家計の概要」によると、65歳以上の二人以上・無職世帯の一ヶ月の消費支出はおよそ23万9000円です。
平均値をベースとしつつ自分のセカンドライフの過ごし方を踏まえて、支出をプランニングしましょう。
もし、自前で計画を立てるのが難しいのであれば、フィナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのも一案です。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)