年金は老後生活を送る上で大切な収入源の一つです。年金がなければ生活を送ることが難しい方も多くいらっしゃいます。

そんな年金にはたくさんの種類がありますが、今回は厚生年金にフォーカスを当ててお話をしていきたいと思います。

厚生年金は加入期間や納付保険料によって受給額が左右されます。

では、タイトルにもある通り、「月額10万円台」と「月額20万円台」で受給者が多いのはどちらでしょうか。

年金の仕組みについても合わせて解説をしていきます。

1. 厚生年金＆国民年金の仕組みと特徴をおさらい

出所：日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」（令和5年4月）、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

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日本の公的年金制度の構造を確認しましょう。

上図のとおり、「国民年金」と「厚生年金」の2種類があり、これらは2階建ての構造になっています。

では両者の違いにはどのようなものがあるのでしょうか。

1.1 国民年金（基礎年金）

  • 加入対象：原則として日本に住む20歳から60歳未満の方
  • 保険料：一律（年度ごとに見直し）
  • 年金額：納付期間によって決定。2023年度の満額は月額6万6250円（67歳以下の場合）