2024年度から、後期高齢者医療制度の保険料がまた引き上げになる予定です。

後期高齢者医療制度とは、原則として75歳以上のすべての方が加入する公的な医療保険制度。多くの方は年金生活に入っていると考えられます。

どれくらいの負担があるのか心配ですよね。

仮に年金収入が220万円と聞くと、高卒の初任給と同じレベルのため「羨ましい」と感じるかもしれませんが、ここから保険料が容赦なく天引きされることは知る必要があります。

もし厚生年金が年額220万円となる場合、どれくらいの保険料が天引きされるのでしょうか。

試算してみましょう。

1. 後期高齢者医療制度とは?

後期高齢者医療制度とは、75歳以上の方が自動的に加入する公的保険で、加入者全員に保険料の支払義務があります。

保険料は均等割と所得割で決まるため、個人差があります。またそれぞれの金額や料率は、都道府県によって異なります。

例として、東京都の2023年度の保険料は次のとおりです。

  • 均等割額:4万6400円
  • 所得割額:賦課のもととなる所得金額×9.49%

上記の合計(限度額は66万円)が1年間の保険料となります。