5.3 年金から天引きされるお金3. 介護保険料

介護保険料は、65歳になると単独で支払うことになります。

年金の年額が18万円以上の場合、年金からの天引きで納めます。

5.4 年金から天引きされるお金4. 国民健康保険料

国民健康保険料も、要件を満たす場合は年金から天引きされます。

ただし、加入する健康保険はひとつですので、「後期高齢の保険料」のどちらかしか天引きされません。

6. 年金から天引きされるお金を意識する

年金から天引きされるお金について見ていきました。

年金収入だけで220万円を得るのは少数派ですが、さらに後期高齢の保険料が約10万円天引きされます。

加えて介護保険料や税金も天引きされるため、手取り額が少なくなることは知っておきましょう。

将来のお金を考えるときは、こうした手取り額も考えることが重要です。額面や平均にとらわれず、あらゆる角度で総合的に考えたいですね。

また年金額が思ったより少ないと感じた方は、今から資産運用を検討してみるのも一つの手です。

来年からは新NISA制度が始まりますし、投資を始めてみるにはぴったりの時期だといえます。

年金は税金が引かれてしまいますが、NISAは運用益が非課税になりますので税金がかかりません。

こうした税金がかからないものでしっかりと将来の資産形成を行いつつ、老後の心配事を一つでも少なくしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

杉田 有毅