【専業主婦か共働きか】月の支出はいくら?
総務省が発表した「家計調査(家計収支編)二人以上の世帯」をみると、夫婦共働き世帯の実収入は69万6224円ですが、実支出は46万9592円となっており、その差額は22万6632円でした。
一方、夫のみが働いている世帯主の実収入は56万4210円。
共働き世帯と比べると少ないのですが、実支出も42万5325円と、夫婦共働き世帯と比べても少なくなっています。
差額は13万8885円であり、夫婦共働き世帯と比べると9万円弱の差があります。
この差額がすべて貯蓄に回っているわけではないと思いますが、貯蓄に与える影響は少なくないと考えられます。
家計構造で考える貯蓄
数字の上では、世帯主のみが就業している世帯よりも夫婦共働き世帯の方が収入や支出が多くなっています。
一方で、夫婦共働き世帯よりも専業主婦の方が、支出が少なく「やりくり」や「貯蓄」をする時間的な余裕があるということも考えられます。
夫婦共働き世帯も休日などに夫婦で、家計のこと、貯蓄のこと、将来のことを考えることで、これらの数字は変わってくると思われます。
現在は専業主婦世帯が減っており、共働き世帯が年々増えています。
世の中の家計構造も変わっています。
これらの数字を見ただけで、どちらが良いということは言えませんが、家計の状況、他の家族の状況やお子さんの教育資金や住宅資金、老後資金も考えながら、働き方を考えるようにしましょう。
参考資料
香月 和政