おひとりさまがネコと暮らす際の注意点
前述のように、ネコと暮らすためにはさまざまな費用がかかります。毎月の食費や消耗品のみをネコの生活費としてカウントしがちですが、1年に1回の健康診断の費用や通院費がプラスされることも忘れないようにしましょう。
おひとりさまがネコを家族として迎えるにあたり注意しなければならないのは、「自分にもしものことがあったときにネコを誰に任せるか」ということです。
入院などでネコのお世話が突然できなくなった場合、ネコを預かってくれる家族や友人がいるかどうかはネコを迎えるにあたって見落とせない判断項目になります。
また、旅行や帰省の際にはネコをペットホテルに預けるのが一般的ですが、ネコは慣れない場所で過ごすことで強いストレスや恐怖を感じます。
状況によっては仕方がないこともありますが、可能な限りネコに心配や不安を与えたくないところです。
まとめにかえて
ネコは独立心が強く、静かな環境を好む生き物です。ネコにとってひとり暮らしの大人の家は快適な環境といえるかもしれません。
お仕事で朝から晩まで家をあけることがあっても、自動給餌器や自動給水器などをうまく活用してカバーできることも多々あります。
一方、人間側もネコがいることで、他者からの愛情を感じられたり、あたたかい気持ちになったりします。また、ネコと一緒に遊ぶ時間は何にも代えがたい楽しいものです。
ただし、単身で暮らすおひとりさまの場合、ネコを招き入れるにあたって自分に何かあった際にネコを保護してくれる人がいるかしっかり確認しておくようにしましょう。
また、緊急入院などをした場合、ネコの保護もしてほしいと周囲に伝えておくようにしてください。
参考資料
西田 梨紗