国土交通省の「令和4年度 住宅経済関連データ」によると、全国の住宅に関する国民の意識調査で住宅の各要素に対する評価で不満率の高いものは、段差がない等高齢者への配慮が最も高く、非常に不満が10.5%、多少不満が36.6%となっています。
以下地震時の安全性(非常に不満11.6%、多少不満32.0%)、遮音性(非常に不満10.5%、多少不満32.5%)、台風時の安全性(非常に不満8.8%、多少不満30.0%)、断熱性(非常に不満9.0%、多少不満29.7%)と続いています。
一方、広さや間取りに関する不満率はそれほど高くはなく、非常に不満が3.0%、多少不満が19.7%になっていて、全体では16番目となっています。
したがって高齢者への配慮を除けば、住宅の基本性能や安全性に対する不満が高いことがわかります。
しかし注文住宅を建てた方においてはプランニングに関する失敗事例も決して少ないわけではなく、建ててから後悔していることも多い様です。
そこで本記事では理想の注文住宅の実現を目指したものの、実際に住んでから後悔した事例とその対策を紹介します。
これから注文住宅を建てる方の参考になれば幸いです。