【積立金額別】つみたて投資枠で1000万円は何年で達成できるか

今回は、新NISAのつみたて投資枠で1000万円を貯めるために必要な積立期間をシミュレーションしました。積立金額別の、1000万円を貯める必要年数は以下のとおりです。

なお、シミュレーションは年利3%での運用を前提としています。

5000円〜5万円でシミュレーションした結果、必要な年数は?

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに筆者作成

 毎月の積立額  必要な年数

  • 5000円     59年10ヵ月
  • 1万円      41年10ヵ月
  • 2万円      27年1ヵ月
  • 3万円      20年3か月
  • 4万円      16年3か月
  • 5万円      13年7ヵ月

毎月5万円を積み立てると、14年程度で1000万円の貯蓄を達成できます。その一方、毎月1万円の積立では、1000万円達成までに42年もの期間が必要です。

これは、22歳で就職して毎月1万円の積立投資を続けた場合に、おおよそ65歳の退職時には約1000万円貯まっているイメージとなります。

もしも、現在40歳代・50歳代の場合は毎月3〜5万円を積み立てると、定年退職を迎える頃までに1000万円を貯めるという推測を立てられるでしょう。

【利回り別】つみたて投資枠で1000万円は何年で達成できるか

投資において、運用利回りは変動するものです。先程の例では年利3%を採用しましたが、異なる利回り下ではどのように推移するでしょうか。

次に、毎月1万円・5万円の積立投資をした場合における1000万円到達までの必要年数を、運用利回り別にチェックしていきましょう。

【利回り別】毎月1万円を積み立てた場合

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに筆者作成

 運用利回り 必要な年数

  • 年利1%  60年8ヵ月
  • 年利2%  49年1ヵ月
  • 年利3%  41年10ヵ月
  • 年利4%  36年9ヵ月
  • 年利5%  32年11ヵ月

毎月1万円を積み立てる場合、年利1%での運用と年利5%での運用とでは、1000万円到達に30年程も差ができることがわかります。これはかなり大きな差だといえるでしょう。