住民税も控除を受けられる
生命保険料控除は、所得税だけでなく住民税でも控除を受けられます。控除額の上限は新契約・旧契約ごとに以下の通りです。
なお、住民税における合計適用限度額は7万円です。特に新契約については、3つの保険の合計額と異なるため注意しましょう。
まとめにかえて
妻名義の生命保険料を夫の年末調整で控除を受けるには、夫が保険料を支払っていることが条件です。保険料の支払い方法を口座引落にするなどして、支払っていることを明らかにしておきましょう。
なお、年末調整で生命保険料控除を受けられなかった場合は、確定申告で控除を受けられます。2023年分の確定申告期間は2024年2月16日(金)〜3月15日(金)の予定です。
所得控除を受けられるほど税金の支払い負担が軽減されるので、当てはまるものはもれなく申告しましょう。
参考資料
- 所得税法 | e-Gov法令検索(第七十六条)
- 国税庁「妻名義の生命保険料控除証明書に基づく生命保険料控除」
- 国税庁「No.1140 生命保険料控除」
- 調布市「住民税の所得から差し引かれる金額(医療費控除・生命保険控除・配偶者控除・扶養控除など)
木内 菜穂子