1.3 金融機関によって取り扱う金融商品が異なる

金融機関によっては、投資したい金融商品を取り扱っていないケースがあります。

例えば、「地元の地方銀行でNISA口座を開設したが、来年からは個別株にも投資したい」といったケースもあるかと思います。しかし、銀行では個別株を買うことができないので、このようなケースでは証券会社で口座を開設し直さなければなりません。

証券会社といっても数多くあり、各社取り扱う銘柄数が大きく異なるので、長い目で見た資産形成を考えた上で、金融機関選びは慎重に行いましょう。

取り扱う銘柄数以外にも、ポイント付与率や使いやすさなどで検討するといいでしょう。

1.4 つみたて投資枠の積立設定

年内に積立を開始したい場合、早めに積立設定をしておく必要があります。

決済日は金融機関によって異なり、さらに決済方法(クレジットカード決済、銀行引き落としなど)ごとの申込締切日も各社さまざまです。

場合によっては予定していたタイミングではじめられない場合もあるので、ご利用予定の金融機関で事前に詳細を確認しておきましょう。

2. 新NISA利用後に後悔しないよう、早めの行動を

今回解説したように、新NISAを実際にはじめる前に考えたいことは多くあります。

また、新NISAの口座を開設する金融機関によっては、投資できる金融商品が限られてしまうなど、確認すべきポイントもあります。

新NISAが始まる前に投資計画を立て、スムーズに取引を始められるようにしておきましょう。

参考資料

加藤 聖人