1.1 投資金額や投資する金融商品について
旧制度の「一般NISA」と「つみたてNISA」は選択制でしたが、新NISA制度の「成長投資枠」と「つみたて投資枠」は併用が可能です。
例えば、つみたて投資枠で「金融庁の基準を満たす投資信託」を積み立てつつ、成長投資枠で国内外の株式やETF、つみたて投資枠対象外の投資信託などにも投資できるようになります。
また、非課税枠(総枠)は1800万円(成長投資枠は1200万円まで)となっており、現行NISAより多くの金額を投資に回すことが可能となります。
旧NISAとは違って自由度が高いからこそ、ご自身やご家庭にあわせて「どのくらいの金額を投資に回すのか」「どのような金融商品に投資するのか」など、事前に投資方針を考えておきましょう。
1.2 積立投資の場合は商品選びに注意
長期的な資産形成のため、積立投資を検討される方もいるでしょう。
積立投資は基本的に15年、20年などの長期間をかけて運用をおこないます。
ただ、つみたて投資枠で取り扱う商品数だけでも2024年8月23日時点で299本あります。
新NISAについてはさまざまな情報が出回っており、多くの商品に魅力を感じて迷ってしまう場合もあるでしょう。
実際に長期間投資するのは自分ですから、自分で長期間運用したいと思える金融商品や投資対象を選ぶようにしましょう。