デメリット1.元本保証はない
新NISAはメリットの多い制度ですが、デメリットとして元本保証がないことが挙げられます。投資は常に資産評価額が変動するため、絶対に儲かるわけではありません。
投資する銘柄や景気によっては運用成績がマイナスになり、元本割れを起こすこともあるでしょう。元本が保障される銀行預金に慣れている人は、値動きに最初戸惑うかもしれません。
過去の統計からは、長期間の運用をすれば利益が出る可能性は高いですが、将来は誰にもわかりません。投資は自己責任のため、あくまでも余剰資金でおこなうようにしましょう。
新NISAで資産運用を始めよう
本記事で紹介したとおり、新NISAはメリットの大きい制度です。
では、具体的にいくらの資産を築けるのでしょうか。毎月の投資金額別にシミュレーションしてみましょう。なお、年率3%で20年間運用した場合を前提とします。シミュレーション結果は以下のとおりです。
積立金額別の20年後の資産評価額
積立金額 20年後の資産評価額(元本)
- 月1万円 328万円(240万円)
- 月2万円 657万円(480万円)
- 月3万円 985万円(720万円)
- 月5万円 1642万円(1200万円)
- 月7万円 2298万円(1680万円)
月3万円の積立投資を20年間続ければ、1000万円近い資産を築けます。また、月7万円積み立てれば、2000万円を超える資産の用意が可能です。
ぜひ、新NISAを活用して老後資金などの準備を始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
苛原 寛