子育てや家事をしながら働きたい主婦の場合、育児・家事と仕事が両立できるよう「拘束時間の少ない」派遣やパートといった雇用形態を選択する人も多いかと思います。
とはいえ、「派遣」と「パート」それぞれの働き方の違いについて曖昧な方も意外と多いです。
本記事では、「派遣とパートの違い」と「派遣におけるメリット・デメリット」について解説していきます。
「扶養内」「シフトの融通」といった主婦ならではの視点から、どちらの雇用形態のほうがいいのかについても紹介しているので参考にしてください。
「派遣」と「パート」の違い
派遣とパートの大きな違いは「雇用形態」です。
派遣は間接雇用であるのに対して、パートは直接雇用となっています。
- 間接雇用:就業先とは異なる会社と雇用契約をすること
- 直接雇用:就業先と直接契約をすること
パートの場合、就業先と直接契約することになるため、就業先と契約内容を相談したうえで業務が開始となります。
一方で、派遣の場合は、就業先と異なる会社(派遣会社)であらかじめ業務内容や労働時間などを決めたうえで契約し、その範囲内で業務を実施します。
そのほかの派遣とパートの違いは、下記の一覧表のとおりです。
派遣の場合は、「シフト」についても事前に決めるケースが多いため、週や月による変動が少なく、比較的安定して働くことができます。
一方でパートの場合は、週や月によってシフトを提出するケースが多いため、勤務先によっては予定よりも多くシフトを入れないといけなかったり、思っていたよりもシフトを入れてもらえなかったりもします。
とはいえ、パートの場合は自身の都合でシフトの変更もしやすいため、人によって派遣・パートでメリットと感じる面に違いが出るといえます。