インフレによって商品・サービスの値段が上がり続けています。

日々の値段チェックが重要になりつつありますよね。

そこで本記事では1年前に比べてビールの値段が最も上がった都市ランキングを紹介します(対象は都道府県庁所在市および人口15万人以上の市)。

あわせて年間のビール支出額がどれくらい伸びたのかも解説します。

最後にインフレから資産を防衛する手段も紹介するので、お金のやりくりを効率化したい方はぜひ参考にしてください。

※本記事におけるビールの値段は総務省「小売物価統計」に基づきます(淡色,缶入り(350mL入り),6缶入り1パック)

1. 1年前に比べてビールの値段が最も上がった都市TOP10

2023年9月時点、1年前(2022年9月)と比べてビールの値段が最も上がった都市TOP10は以下の通りです。

<ビールの値段が最も上がった都市TOP10>
※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の小売価格)

  1. 京都市 +140円(1243円)
  2. 宇都宮市 +133円(1205円)
  3. 立川市 +129円(1204円)
  4. 甲府市 +121円(1230円)
  5. 和歌山市 +121円(1263円)
  6. 枚方市 +114円(1205円)
  7. 徳島市 +112円(1263円)
  8. 佐賀市 +104円(1185円)
  9. 佐世保市 +99円(1211円)
  10. 大阪市 +96円(1240円)

1.1 1位の京都市のビールの値段の推移(円)

出所:各種資料をもとに筆者作成

なお、最も値上がりしなかった都市TOP10は以下の通りです。

<ビールの値段が最も上がらなかった都市TOP10>
※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の小売価格)

  1. 松阪市 +0円(1141円)
  2. 津市 +15円(1156円)
  3. 西宮市 +18円(1184円)
  4. 金沢市 +19円(1183円)
  5. 静岡市 +20円(1169円)
  6. 水戸市 +23円(1093円)
  7. 伊丹市 +29円(1192円)
  8. 富士市 +33円(1137円)
  9. 青森市 +40円(1180円)
  10. 広島市 +44円(1172円)

なお、全都市の小売価格の平均は1180円(2023年9月時点)、前年同月比では6%の伸びとなっています(いずれも小数点第一位を四捨五入)。