KDDIのセグメント

同社は、「パーソナル」「ビジネス」の2つを報告セグメントとしている。

KDDIのパーソナルセグメント

パーソナルセグメントでは、個人向けにサービスを提供している。

日本国内においては、「au」「UQ mobile」「povo」のマルチブランドで提供する5G通信サービスを中心に、金融、エネルギー、LXなどの各種サービスを連携し拡充することで、新たな付加価値・体験価値の提供を目指す。

一方、海外においては、国内で培った事業ノウハウを生かし、ミャンマーとモンゴルの個人向けに、通信サービス、金融サービス及び映像等のエンターテインメントサービスの提供にも積極的に取り組んでいる。

【通信×金融】

通信では、auにおいて「通信×金融」の料金プランを導入し、スマートフォンから手軽に、将来のための貯蓄や投資でお金やポイントなどの資産を形成する「マネ活」をサポートする。

金融では、au PAYカードの会員数が、2023年10月に900万会員を突破し順調に推移している。

auじぶん銀行株式会社においても、2023年9月には預金口座数が前年同期比+293万の545万口座となった。

また、同社が成長ドライバーと位置づける「au PAY ゴールドカード」の会員数は、前年同期比+54.0%の97万会員と急成長を遂げている。

「通信×金融」の料金プラン「マネ活プラン」を2023年9月に導入したことで、通信・金融それぞれで相乗効果を見込む。

上期のパーソナルセグメントは、

  • 楽天とMVNOからのローミング収入の減少による▲203億円
  • 前期の一時的な金融事業収入がなくなったことによる▲99億円

などの減収要因により、売上高は前年同期比▲0.6%の2兆3259億円1200万円となった。

売上高の減少が影響して、営業利益は、前年同期比▲0.7%の4573億6600万円であった。