KDDI株式会社(東証プライム、9433、以下「同社」という)が、2024年3月期第2四半期連結決算(対象期間:2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。
第1四半期から継続して楽天モバイルからのローミング収入減が大きく影響した。
一方で、
- ARPU収入が通信・付加価値ともに伸びたこと
- IoT、DX、エネルギーなどの注力領域の成長
により、当上期は増収増益となった。
通期業績予想に対する進捗率は、売上・利益ともに50%前後と順調に推移している。
同社は、「au経済圏」のさらなる拡大を目指し、顧客基盤の拡大および収益力の向上を図っていく。
KDDIの当第2四半期連結業績
楽天ローミング収入減の影響は大きかったものの、通信ARPU収入と注力領域(DX・エネルギーなど)の成長に向けた取組みを推進したことで、増収増益となった。
売上高:前年同期比+1.4%の2兆7789億円6700万円
営業利益:前年同期比+0.2%の5603億円1900万円
親会社の所有者に帰属する四半期利益:前年同期比+3.8%の3686億9500万円
とりわけ、当第2四半期(3ヶ月)の収益性が向上したのは以下の要因となる。
- 猛暑による電力需要の増加
- スマートフォン補償サービス加入数の増加
- 端末販売促進費の減少