太陽の沈む時間が日を追うごとに早くなる11月。
ガーデニングに没頭していると、あっという間に暗くなっているのに気づくことも多くなってきました。
今回は11月にやっておきたい草花とバラのお手入れを紹介します。11月に咲く花も参考価格とともに見ていきましょう。
1. 【11月の草花】晩秋のお手入れ〈4つのポイント〉
1.1 咲き終わった一年草の後処理
来年春の花壇を準備するため、咲き終わった花の後処理をします。ワンシーズンで終わる一年草は根が残らないように掘り上げて、土をよく耕しておきましょう。
種まきして新たな株作りをするのであれば、種の採取を忘れずに。採った種は小袋に入れて、冷蔵庫など乾燥した冷暗所で保管するのがオススメです。
1.2 多年草の切り戻し
花や葉が枯れた多年草は地面近くまで切り戻します。多年草の中には種を作る品種もあるので、株を増やしたいときは種を採っておくとよいでしょう。
常緑で冬越しするタイプは、そのまま葉を残して冬の彩りを楽しめます。
1.3 花苗の植え付け
11月はこれから春まで咲き続けるさまざまな一年草が店頭に並びだす時期。一年草は花色が豊富なので、庭のカラーコーディネートを考慮に入れてカラーチョイスをしましょう。
小さな苗の状態で売り出される多年草は、遅くとも11月中に植えるのがオススメ。冬の寒さを乗り越えることで、株がパワーをつけてたくましく育ちます。
1.4 球根の掘り上げと植え付け
寒さに弱い春植え球根植物は、冬が来る前に掘り上げましょう。葉が黄色くなって倒れていたら球根を掘り出し、風通しのよい場所で保管しましょう。
秋植え球根は11月が植え込みのリミット。霜が降りて土の温度が下がると球根が育ちにくいので、小春日和の日が多い11月前半までに植え込みを済ませましょう。