パナソニックホールディングスのセグメント

同社は、「くらし事業」「オートモーティブ」「コネクト」「インダストリー」「エナジー」の計5つが報告セグメントとなる。

パナソニックホールディングスの「くらし事業」

同社の売上高の40.9%を占める主力事業である。

北米ショーケースや国内電材は増収であったが、家電事業のアジア・中国などでの実需減や空質空調事業の欧州での需要成長鈍化により、前年同期比▲2%の1兆6830億円とわずかに減収となった。

増産対応や戦略費用などの固定費の増加に加え、品質関連費用の追加計上もあり、営業利益は前年同期比▲18%の606億円となった。

パナソニックホールディングスの「オートモーティブ」

顧客の自動車生産の回復が大きく、前年同期比+20%の7082億円の増収となった。

増産対応や人件費高騰による固定費増加や部材高騰の影響はあったものの、販売増に加え、部材高騰分の価格転嫁やコストダウンにより、営業利益は前年同期から黒字転換し153億円となった。

パナソニックホールディングスの「コネクト」

アビオニクス(航空電子機器)や堅牢モバイル端末・ノートパソコン、ブルーヨンダーなどの販売増により、前年同期比+7%の5521億円と増収であった。

アビオニクスなどの増販益やモバイルソリューションズでの収益性改善などにより、営業利益は前年同期から黒字転換し162億円となった。