つみたて投資枠で1000万円は何年で達成できるのか

さっそく、新NISAのつみたて投資枠で1000万円を貯めるために必要な年数をシミュレーションしてみましょう。積立金額別にみた、1000万円を貯めるために必要な年数は以下のとおりです。なお、シミュレーションは年利3%での運用を前提としています。

【積立金額別】1000万円到達に必要な年数

毎月の積立額 必要な年数

  • 1万円 42年
  • 2万円 28年
  • 3万円 21年
  • 4万円 17年
  • 5万円 14年
  • 10万円 8年

毎月10万円の積立をすれば、わずか8年で1000万円を達成できます。一方で、毎月1万円の積立であれば1000万円達成までに42年間が必要です。23歳で就職して毎月1万円の積立投資を続けた場合、65歳の退職時に約1000万円が貯まっているイメージとなります。

また、月3万円の積立投資であれば21年間で1000万円を達成可能です。40歳でも、今から毎月3万円の積立投資を始めれば老後までに1000万円を貯められます。

【利回り別】つみたて投資枠で1000万円は何年で達成できるか

さきほどは年利3%での運用を前提にシミュレーションしましたが、実際の投資における運用利回りは投資商品や景気などによって変動します。

では、運用利回りが変動することで1000万円達成に必要な年数はどのくらい変動するのでしょうか。毎月3万円の積立投資を前提とし、運用利回り別にみた1000万円到達に必要な年数は以下のとおりです。

【利回り別】1000万円到達に必要な年数

運用利回り 必要な年数

  • 年利1% 25年
  • 年利2% 23年
  • 年利3% 21年
  • 年利4% 19年
  • 年利5% 18年
  • 年利6% 17年

年率1%で運用した場合と年率6%で運用した場合とでは、1000万円到達に必要な年数は8年も異なります。運用利回りの高さの重要性がわかるでしょう。

そのため、投資商品を選ぶ際はなんとなく選ぶのではなく、過去の運用成績や投資対象の特徴などをよく理解してから選びましょう。ただし、高いリターンが狙えるものはリスクも高い傾向にあるため注意が必要です。

自分の年齢や立場に応じて、どのくらいリスクが取れるかを理解して投資する商品を決めてみてください。