岸田首相は、10月23日に行われた所信表明演説で、持続的で構造的な賃上げを実現させると述べました。

実際に、賃上げを行う企業の法人税を軽減する「賃上げ促進税制」の延長が見込まれています。

では、日本人の年収や賞与の平均は、いくらなのでしょうか。

今回は、業種や事業所規模別にみた日本人の年収と賞与の平均額について解説します。

業種や事業所規模別にみた平均年収

2023年9月に国税庁が発表した「2022年分 民間給与実態調査」によると、2022年の平均給与は457万6000円でした。

2021年分の445万7000円と比較すると、2.7%増加しています。

男女別でみると、男性は563万3000円で2022年から2.5%増加して、女性は313万7000円で3.9%増加しました。

では、平均年収を業種と事業所規模別にみた場合に、それぞれいくらになるのか確認しましょう。