4. 今後「天引きされるお金」は増えるかも

年金から天引きされるお金のうち、健康保険料や介護保険料については今後も負担が増える可能性が高いです。

例えば介護保険料では、この20年で保険料が2倍以上になりました。

要介護認定者は増える一方ですので、財源が追いつかずに保険料の上昇は今後も続いていくでしょう。

高齢化社会の影響を受け、社会保障では改革が急務となっています。

5. 年金に頼らない生活をするには?

年金から多くの税金等が天引きされていきます。この天引きにより、年金受給額は額面金額から減ってしまうのが現状です。

年金は現役世代の年収や納税期間をもとに受給額が決定します。では、予想以上に年金受給額が少なかった場合には、どうしたら良いのでしょうか。

有効な対策は、早い段階から老後生活に向けた準備をすることです。

若いうちから老後に向けた準備をしていた方と、ギリギリで準備をしていた方では、大きな差があります。

例えば、貯金について考えてみましょう。毎月1万円を30年間していた方と、5年間していた方では大きな金額差があります。このように、老後に向けた準備は早いに越したことはありません。

今流行りのNISAやiDeCoでも同様です。若い頃から準備をしていた方とそうではない方とでは、生涯で得られる利益そしてリスクの大きさも変わっていきます。

老後に向けた準備方法は、数多く存在します。選択する際には、性格や現状に合ったものを選ぶことが重要です。