2023年10月24日に行われた第8回社会保障審議会年金部会において、年金保険料を納める期間が延長される案が詰められました。

まだ審議中ではありますが、もし決定されれば今後納める保険料の総額がかなり上乗せされることになります。

払った結果、きちんと年金が受け取れるのか不安になる方も多いです。

皆さんは、老後に受け取る公的年金が基本的に偶数月15日に2ヶ月分振り込まれる形だということをご存知でしょうか。

普段のお給料は毎月1回振り込まれることが一般的なため、年金受給の際に戸惑う方も多いのではないかと思います。

老後生活を送る上で大切な収入源となる年金ですが、年金は額面金額をまるごと受け取れるわけではなく、税金等が天引きされるため、こちらも注意が必要です。

では、実際に年金からどんなものが年金から天引きされるのかを見ていきましょう。

10月支給分から手取りが減った人についても確認します。

1. 厚生年金と国民年金は額面通りが振り込まれない

前述の通り、年金は額面がまるごと受け取れるわけではありません。

現役世代の給与からの様々な天引きと同様に、高齢者の年金からも天引きされるのです。天引きされるお金は次の4種類です。