今から始められる!老後の備え3選
年金受給額は人によって異なりますが、平均月額をみると厚生年金では「約14万円」、国民年金で「約5万円」だとわかりました。
年金受給額だけで生活できる人は多くないため、今のうちから老後の備えをしておけると良いでしょう。
本章では、今から始められる3つの老後の備えについて紹介していきます。
1. できるだけ年金受給額を増やす
厚生年金の受給額は「加入期間」と「報酬額」によって決まるため、加入期間が長く収入が高いほど、将来受け取れる厚生年金の受給額がアップしやすくなります。
そのため、厚生年金適用の会社で長く働くことと、年収アップができるように場合によっては転職を視野に入れるのも良いでしょう。
留意点として、年金月額が上がるとその分、老後に支払う税金や保険料の負担も高まるため、事前に天引き額のシミュレーションもしておけると良いです。
また国民年金は、年金保険料の納付月数によって受給額が変動するため、過去に年金の未納がある場合は、追納を検討することで受給額をアップさせることができます。
さらに国民年金の場合は、定額保険料に上乗せして付加保険料を納付することができ、これによって年金受給額が増加するため、あわせて検討することをおすすめします。
2. iDeCoやNISAを活用して老後資産を増やす
iDeCoやNISAなどを活用して資産運用をすることで「お金がお金を生み出す」仕組みを作り、老後資産をより増やしていけると良いです。
iDeCoやNISAは国が主導している「税制優遇制度」であることから、従来よりもお得に資産運用がしやすくなっています。
どちらも少額から始められる制度のため、確実に続けられる金額設定をして、コツコツと長期的に資産運用をしていけると良いでしょう。
3. 個人年金保険を利用する
個人年金保険は、現役時代に加入する民間の保険で、一定の年齢に達するまで保険料を積み立てていき、老後にお金が受け取れるものです。
個人年金保険は将来の老後のために資金を貯めておけるだけでなく、住民税や所得税の控除対象となることから、老後の蓄えをしながら節税対策ができるのもポイントです。
留意点として、一度契約をしてしまうと一定期間内は引き出すことが難しく、途中解約をすると元本割れのリスクがあるため損をしてしまうケースもあります。
現在ではさまざまなタイプの商品が販売されているため、自分に合う商品がないかをしっかりと検討したうえで、利用できると良いでしょう。