新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類移行となり、多くの企業でテレワークからコロナ禍前の出勤スタイルに戻しています。

そういった中、富士通では「Work Life Shift」を掲げテレワーク率8割、ワーケーションなど、「未来の働き方」を提案しており、本社機能も東京から川崎(神奈川県)へ2024年9月末までに移すと発表しています。

今回は富士通(6702)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。

※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数などすべて遡及修正して株価を調整しています。
※記事中で記載の株価はすべて終値となっています。

富士通(6702)の直近決算(2024年3月期第2四半期決算)

富士通(6702)は、2023年10月26日、2024年3月期第2四半期連結決算を発表しました。

DXやクラウド等のサービスソリューション事業は好調で、顧客のビジネス成長と社会課題の解決に挑むソリューション「Fujitsu Uvance」の伸長も順調です。

しかし、それ以外の事業はすべてで売上が前年同期より落ち込みました。

とりわけデバイスソリューション事業は前年同期比▲418億円と大幅な減益となり、全体利益にも大きな影響を与え、営業利益から最終利益まですべて減少しました。