40歳代〜50歳代「おひとりさま」は手取りの何%貯蓄している?
前章にて40歳代〜50歳代「おひとりさま」世帯が、他の年代と比較するとあまり貯蓄できていない現状が分かりました。
では、就職氷河期世代にあたる40歳代〜50歳代「おひとりさま」は、手取りの何%を貯蓄しているのでしょうか。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、40歳代と50歳代の手取り収入からの貯蓄割合は下記の結果となりました。
40歳代・50歳代ともに「貯蓄しなかった」が割合の最も多くを占めており、40歳代では約3人に1人、50歳代では約2.5人に1人が日頃から貯蓄できていない現状がわかります。
「貯蓄をしなかった」に次いで多かったのは、40歳代・50歳代ともに「10~15%未満」であることから、収入の1割を目安に貯蓄をしている人も一定数いるようです。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/元銀行員
神戸松蔭女子学院大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。三井住友信託銀行に転職後、資産運用アドバイザー業務に従事。投資信託・個人年金保険・外貨預金の販売を中心に、生命保険・医療保険、住宅ローンなども含め、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に約10年間従事する。特に投資信託や変額年金保険の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。2023年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォームに入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて「厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用「年金、貯蓄、NISA、iDeCo、住宅ローン、FX、為替相場」に関する情報を中心に記事を執筆。大阪府出身。(2024年4月1日更新)