40〜50歳代「おひとりさま世帯」は手取りから何%貯蓄している?
40〜50歳代「おひとりさま」の貯蓄額を確認したところで、それぞれ手取りの何%を貯蓄に回しているかについてもみていきましょう。
金融広報中央委員会の調査によると、40歳代では16%、50歳代では13%を年間手取り収入から貯蓄に回しているようです。
《40歳代》
- 貯蓄割合平均:16%
- 貯蓄しなかった世帯:29.8%
《50歳代》
- 貯蓄割合平均:13%
- 貯蓄しなかった世帯:38.9%
その一方で、貯蓄しなかった単身世帯の割合は40歳代で29.8%、50歳代で38.9%にものぼります。
近年、物価高騰の一方で、給与は過去30年ほとんど変わらない傾向があります。必要経費の捻出がやっとの思い、貯蓄する余裕のない人が少なくないのかもしれません。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/金融ライター
1996年生まれ。千葉県出身。早稲田大学文化構想学部在学中から、まだネガティブなイメージで語られることの多かった「独身女性」が、実際には豊かなくらしを謳歌する「おひとりさま」であると謳う女性サイト編集に従事。
大学卒業後、株式会社良品計画で東京都内店舗の運営・勤務を経て、ライターおよび編集者として活動。女性のライフスタイルや意識調査と、日本年金機構や総務省統計局「家計調査」など公的資料・統計を絡めた記事作成が得意。ビジネス誌『PRESIDENT』、日本経済新聞「xwoman doors」など、紙からウェブまで様々な媒体にて取材・執筆を重ねる。
現在は、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、最新データから読み解く財政事情や資産運用、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金、貯蓄、NISAなどのテーマを中心に編集・執筆。趣味は散歩。(2024年4月10日更新)